Transportation Technology Worldwide
MDC/Show Me Model Railroad 50' flat-roof plug-door boxcar, reworked by the author
側梁部の文言は、"Owned by a Bank of Trust Company Under a Security Agreement filed under the Interstate Commerce Act Section 28C. Harmon Industries Grain Valley, MO LESSEE" 側扉の左には、"For Restricted Loading only. See Equipment Register"、右下は"Return Empty to Grain Valley, MO" 表示された会社の創業者であるRobert C. "Bob" Harmonは、1930年代に海兵隊でラジオ技術を学び、除隊後はカンザス州カンザスシティにあったAireon Manufacturing Companyでセールス・エンジニアとして勤務した。戦後、同社は軍需から民生への転換を図って鉄道に無線機を売り込んだものの破綻。ハーモン氏は熟練技術者の雇用の場として1946年9月、Harmon Electronics社をミズーリ州インデペンデンスで創業し、鉄道業界向けに電子機器の開発と販売を始めた。赤外線によるホットボックス検出器はその一つで、電話回線によって運行管理センターに表示するとともに、センターから列車へは無線機で連絡するシステムだった。1958年にはサザン鉄道と同検出器の契約が成立して、賃貸ビルから新しい自社所有ビルへ移転した。同時に、真空管からトランジスタへ舵を切り、この年が同社の転換点という。1980年代はスタガーズ法による鉄道の規制緩和に合わせて事業を拡大。1987年にHarmon Industriesという持ち株会社となり、Harmon Electronicsは子会社名として残った。そして2000年9月にGE Transportation Systemsによって買収された。Funding Universe、PRNewswire | Trains誌1985年10月号に"Power pools and population-Diesels in decline?"という記事があって、BNがディーゼル機エンジンのコンピュータ制御化で導入したシステムをCAPMAC、computer assisted power management and controlといい、Harmon Electronicsが製造とある。Trademarkiaによれば、扇形のトレードマークは1993年11月に出願されていて、営業品目は、踏切関連装置、列車検出器、鉄道信号、列車制御装置、ホットボックス検出器、信号伝送装置。 下画像はネットオークションに出品されたモデルで、車番が"HEIX 1993"となり、ヘラルドの意匠も異なるが、よく似ていて本品と同時に製作されたものと考えられる。 また、1946-1976年の25周年記念だというアサーン製40’ボックスカーが存在する(Standard Guide to Athearn Model Trains p29)。 |
"HEIX 1993"についての記述と画像を追加 2018-10-16
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