2011年03月01日

Mini City, La Mesa CA, 40' reefer

 40' wood reefer, manufactured by Train-Miniature Products
 sold by Mini City hobby shop and re-sold by Play Co. Toy Store

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Mini City NMRA car

 サンディエゴSan Diegoで開催された1974年のNMRA定期大会を記念する木造リーファー。ただし、同時に"Mini City"の文字が入っていて、これは同市近郊のラ・メサLa Mesaにあった模型店。記念モデルは同じTrain-Miniature社が別のモデルを出している(Silver Gate Convention)ので、こちらは勝手に発売されたものだろう。同店は、1977-1981年にMR誌へ広告を出稿している(それ以前はRMC誌の模様)。
 ちなみに、メーカーであるTMの所在地もラ・メサ。同社はその後、1981年頃にイリノイ州へ移転し、1985年にウォルサーズ社へ金型を売却して廃業という経過をたどっている。TM社についてはアメリカ型鉄道模型大辞典をご覧いただきたい。元々の木造リーファーの発売はMR誌1969年2月号で伝えられている。1968年カタログ(HOseeker.NET)

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MR1983-10p53.jpg ところで奇妙なことに、全く同じこのモデルが9年後のMR誌1983年10月号p53で"Play Co."という店によって広告されている(右画像、クリックで拡大)。曰く「幾ばくかが将来の販売のために保管されていたもので、10年後の今日、貴方に提供する」のだという。ここの所在地はサンディエゴ。

 次の写真で、奥の赤いスィフト・スキームがウォルサーズ発売のウッドエンド・リーファー。床板周りが全く同じ。台車もバネ入り可動式のアーチバーである点を除いて、枕梁が一緒。台車の出自については、Crown製ボックスカーの記述を参照。

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 モデルは、カプラーと車輪を取り換え、30gを補重して110gとした。カプラー・ポケットのフタのモールド歪を均し、台車中心ピン孔のバリを取り、またネジ孔をセルフタップし易いようにスリ鉢状に削るなどの手間を要した。レタリングは、淡いグリーンとブルーの2色に見える。
posted by ワークスK at 11:41| Comment(0) | reefer | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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